2016年02月28日

会津の春の妖精♪

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カタクリの群生地として知られる高郷村・鳥屋山と
三島町・大林ふるさとの山のカタクリの花です!
オリジナルサイズで、会津のカタクリの花を
ごゆっくりお楽しみ下さい♪
(2002.4.21 , 2002.4.29撮影


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堅香子(かたかご)・Spring Fairy♪

物部(もののふ)の 八十少女(やそおとめ)らが 汲みまがふ 寺井の上の 堅香子花   大友家持『万葉集』

雪解け後間もなく葉を出すカタクリは、『万葉集』では堅香子と詠まれています。紅紫の花の形を傾いた籠と見たようです


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スプリング・エフェメラル 1
冬に葉を落とす落葉広葉樹の林は、春先の一時だけ光が差し込みます。カタクリ、ニリンソウ、イチリンソウ、アズマイチゲなどの“スプリング・エフェメラル”(早春季植物)が、林の床に芽吹いて束の間の春を祝います。


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スプリング・エフェメラル 2
エフェメラルはギリシア語のエフェメロス(一日だけの命)からきた言葉で、雪解けとともに芽を出し、いち早く花を咲かせるが、梢が緑に覆われる頃になると、実を結び終え地上から姿を消してしまいます。次の春まで長い休眠生活に入るのです。こういった生活サイクルを持つ野草は雪国に多く、スプリング・エフェメラル(春のはかなきもの)と呼ばれています。


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カタクリ物語 1
 カタクリは古来カタカゴの名で親まれ「万葉集」に詠まれ、その麟茎はカタクリ粉の原料とされていました。


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カタクリ物語 2
自生していて2年目で葉は1枚で、7年余かかって2枚となると花が咲き、寿命は15年以上あると云われています。


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カタクリ物語 3
カタクリの花は、そり返って咲きます。


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カタクリ物語 4
雄しべは6本で先の方がガマの穂状をしていて色は紫色です。6本の雄しべは全て花びらの付け根より出ていて、外側の3本の雄しべは短かいです。雌しべは花の中央の底部から1本出ていて、雄しべより長く先端がそり返っていて先の方が白っぽく見えます。基部近くにW字形の濃紫色の斑紋があります。


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カタクリ物語 5
江戸時代カタクリ粉は貴重な食品として重要視され、南部藩ではカタクリ粉を幕府に納めていたと云われています。当時の古文書によるとカタクリ粉をつくる専門の職人が居り、カタクリ屋と呼ばれ、武士と同じ様な待遇を受けていたと云う記録があります。

「カタクリを愛する会」案内板より一部引用


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カタクリ物語 6
地中の鱗茎から片栗粉を採ったので、『カタコ』の名もあります。


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カタクリ物語 7
花言葉は「初恋」♪


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会津の春の妖精・鳥屋山(とやさん)
福島県内で一番早く山開きが行われるのが、高郷村の標高580.6mの鳥屋山です。カタクリの群生地としても知られています。
なんと私が訪ねた4月21日は、偶然にも山開きでした!!


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会津の春の妖精 2
桐の木がお行儀よく植栽されていました。緑の芝生のようなのは、アサツキです。所々にカタクリも咲いていました!


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会津の春の妖精 3
このようによく整備された登山道を、カタクリの群生を楽しみながら登って行きます。両脇にはロープが張られ、カタクリが保護されています。


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会津の春の妖精 4
俯き加減に咲く紅紫色の花には、楚々とした美しさがあります!


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タチツボスミレ

春の野に 菫摘みにと 来しわれそ 野を懐しみ 一夜寝にける (山部赤人)
 
春の野で可憐な姿を見せる菫。花の色は同じ紫でも、生育する場所によって微妙に色合いが違います。『すみれ』という名は、花を横から見たところが、大工道具の墨入れに似ていることに由来するそうです。


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イカリソウ
花の形が船の碇によく似ています。碇の爪にあたる細い部分は「距・きょ」と呼ばれ、蜜を貯めておく役割をしているそうです。


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会津の春の妖精 5
カタクリと美しさを競い合うように咲き誇るスミレやイカリソウを楽しんでいると、、、なんと、、、なんと珍しい!!、、、


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会津の春の妖精 6
カタクリの白花です!! 数万本に1本の割合とか、、、なんとラッキーな!~♪


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会津の春の妖精 7
色抜けした薄紫の花もありました!!


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会津の春の妖精 8
反対側にも、またまた白花を発見!
ラッキーカタクリ!!
白花の葉には、油染みのような反転がありません。


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会津の春の妖精 9
調べてみると、カタクリには黄花の他、緑花のものもある事がわかりました。
是非今度、どこかで出会ってみたいものです♪


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会津の春の妖精 10
ニョイスミレでしょうか? 早春の落葉樹木の林床は、愛らしい花のステージです♪


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会津の春の妖精 11
急斜面のカタクリの群生です。木々の若葉が柔らかな色合いでとても美しいです!


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会津の春の妖精 12
春になるとカタクリの花で山の斜面一面が うす紫に染まり、見る人を魅了します!!


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会津の春の妖精 13

麓の村里や遠くの山並みも綺麗でした!

「会津のカタクリを!」との言葉に、一度群生の様子を見てみたいと思っていたこともあり、今年は時期を見て訪ねてみました。少し盛りを過ぎていましたが、雰囲気はよく伝わり、何よりも白花と出会えた事は、何よりの喜びでしたし、カタクリへの興味が湧きました!!


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会津の春の妖精 14
偶然にも山開きと重なったため、登山者の方からご親切に白花の在り処を教えて頂いた事も、ラッキーでした!
いつか斜面が紫色に染まるような群生を見てみたいと、次への夢を思い描きながら、ヤマザクラが美しい鳥屋山を後にしました♪ 


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大林ふるさとの山 1
会津にも桃源郷がありました♪


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大林ふるさとの山 2
鳥屋山のカタクリ群生地はロープで保護されているため、花に近づいて写真を撮る事ができませんでした。カタクリの花のアップを撮ってみたいと思い、あちこち群生地を探していましたら、三島町の大林ふるさとの山にカタクリが咲く事を教えて頂きました!m(__)m


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大林ふるさとの山 3
大林ふるさとの山は、ヤマザクラやヤエザクラが満開で桃源郷のような美しさでした!


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大林ふるさとの山 4
ヤエザクラのピンクと若葉の緑が美しいです!


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大林ふるさとの山 5
麓の村里も見え、長閑な風景が広がります!


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大林ふるさとの山 6

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大林ふるさとの山 7
八重桜の濃淡2種です!


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大林ふるさとの山 8
なんと、緑花の桜『御衣黄』の大木がありました!
こんな大きな御衣黄は、大変珍しいです。
花のアップの画像は、こちら↓でどうぞ!
http://www.asaka.ne.jp/~tomita/hanatokei.html


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大林ふるさとの山・奥会津の春の妖精 1
桜の植栽が美しいキャンプ場を後にして、カタクリの群生地に急ぎました!
う~ん、残念!
花はすっかり終わり、実を結んでいました!
桐畑の斜面一面がカタクリです。これは見事、大群落です!!
是非満開の時にまた訪ねて見ようと思います♪


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大林ふるさとの山・杉林
杉の植林です。「百年杉」と看板がありました!


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奥会津の春の妖精 2
ほとんど花が終わっていたのですが、せっかくだからとやっと1、2輪、咲いているのを見つけました!!


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奥会津の春の妖精 3

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奥会津の春の妖精 4

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奥会津の春の妖精 5

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奥会津の春の妖精 6
最後の1本です。健気に咲いてました!


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大林ふるさとの山・水芭蕉 1
桜の花を撮っていると、湿地に水芭蕉が咲いているのに気づきました。


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大林ふるさとの山・水芭蕉 2
バナナの木に似たバショウという植物に、葉のようすが似ているからつけられたそうです。


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大林ふるさとの山・水芭蕉 3
花が終わると葉が伸び、別の植物のようになります。


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大林ふるさとの山・タチツボスミレ

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大林ふるさとの山・チゴユリ

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大林ふるさとの山・ぜんまい
栽培のぜんまいです。話には聞いてましたが、栽培の様子を見るのは初めて!
見事な太さです。


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奥会津・只見川 1
ゆったりと流れる只見川の夕景です。

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奥会津・只見川 2

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会津の春の妖精♪
最後までご覧頂き、ありがとうございました!m(__)m
1つの事がきっかけとなり、調べて行く過程でいつも新しい出会いがありました。
今その出会いが支えとなり、喜びとなり、励みとなっています!
撮り歩くとき、今度はどんな出会いが待っているのか、、、
これからもよろしくです♪
(2002.5.1)



posted by sumiko34 at 20:03| 福島 ☁| Comment(0) |        会津の春の妖精♪ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする