2016年02月28日

京都梅紀行 Ⅱ

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 梅の花には、桜の花のような華やかさはありませんが、落ち着いた風情と高品な香りに、春の訪れを感じる事が出来ます。

京都梅名所を訪ね歩いて見ました~♪
ご一緒に楽しんで頂けましたら嬉しいです。

 写真は下鴨神社の輪橋と光琳の梅です。
      (2003.03.01~03.09撮影)


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随心院 1
“花の色はうつりにけりないたづらに
    わが身世にふるながめせしまに”

 女流歌人・小野小町ゆかりの寺は、遅咲きの『はねずの梅』でも知られています。


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随心院 2
うす紅色のことを古くは『はねず』と言ったそうです。

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随心院 3
この地に語り伝えられる話
        《 百夜通・ももよがよい 》

 小野小町を慕った深草少将は、雨の夜も雪の夜も小野の里に通い続けたそうですが、99日目の夜、降る雪と発病により最後の一夜を前に世を去ったそうです。この時小町は、かやの実を糸に綴って数を取り、後に小野の里に播いたと伝えられ、かつては99本のかやの大木があったそうです。


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随心院 4
 小野梅園。開花はまだまだ遅く、この日は数輪開いてる程度でした、、、

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随心院 5
 これぞ『はねずの梅』と思わせるような美しい梅の花に出会いました~♪

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随心院 6
 小野小町の屋敷跡に残る井戸で、小町が朝夕この水で粧をこらしたと伝えられています。


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随心院 7
大乗院の椿も綺麗でした~♪


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随心院 8
 よく手入れの行き届いた真っ赤な椿の古木でした~♪


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宝鏡寺 1
 人形の寺・宝鏡寺の「村娘」の名を持つ椿の花を訪ねてみましたが、まだまだ硬い蕾でした。
 またこの寺は室内は勿論、庭の撮影も禁止。
これは裏からそっと…庭で遊ぶ四十雀です~♪


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宝鏡寺 2
 よく見ると、あんなところにメジロ君が、、、
びっくりしたオメメで、私を見ています~♪


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宝鏡寺 3
 150年昔のまま、今も絹糸のような珍しい花を年々咲かせてくれる伊勢撫子の鉢の上を、自由に遊びまわる四十雀君、、、


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宝鏡寺 4
ヒヨドリも切り株のところで餌を啄ばんでいました~♪


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下鴨神社 1
“君がため御手洗川を若水に
   むすぶや千代の初めなるらむ”
                  (後撰和歌集)

 御手洗川(みたらしがわ)にかかる輪橋(そりはし)と光琳の梅です。
 尾形光琳が、このあたりを描いたのが「紅白梅図屏風(国宝)」で、この梅を「光琳の梅」と呼ばれるようになったそうです。


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下鴨神社 2
 土用の丑の日に、この御手洗川に足を浸し、疫病や病い封じを祈願して賑わう「足つけ神事」や立秋の前夜の「矢取り神事」が執り行われます。
また、常に水が流れていないが、土用が近づくとこんこんと涌き出るところから、京の七不思議の一つとされ、その様をかたちどったと云われる「みたらし団子」の発祥のところでもあります。


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下鴨神社 3
 寒の戻りでしょうか、、、満開の光琳の梅に名残雪が、、、風情がありますね~♪


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下鴨神社 4
春の淡雪はたちまち解けてしまいますが、珍しく一日吹雪いたり晴れたりしていました、、、冬の名残と春への期待が込められ、なかなかいいものです~♪


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下鴨神社 5
 3月3日は流し雛の神事が執り行われました。御手洗川には参拝者の流し雛が、、、


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下鴨神社 6
 満開の光琳の梅に降る春の雪は、積もる間もなく直ぐに解け落ちてしまいます、、、


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下鴨神社 7
 雨にぬれた紅梅もしっとりとした美しさで綺麗でした、、、

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下鴨神社 8
 まろやかな花びらとおしべの繊細さは、まさに造形の妙~♪


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下鴨神社 9
 紅梅は花色、花つき、枝ぶりとどれをとっても艶やかで美しいですね~♪


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下鴨神社 10
 正式には、賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)といい、市民からは下鴨さんと呼ばれ親しまれています。上賀茂神社とともに伊勢神宮に次ぐ格式をもちます。東殿、西殿の本殿はともに国宝です。
 朱塗りの堂宇に降る雪の白さが美しいです。


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下鴨神社 11
青空と紅梅は眩しいほど艶やかでした、、、


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下鴨神社 12
 賀茂川と高野川の合流地点に位置する神社。この一帯は原生林が色濃く残る地域で、その糺ノ森の奥に鎮座します。

昨秋、黄葉の美しい糺ノ森を訪ねて見たいと思っていましたので、ふとした事から今回訪ねる事ができ良かったです!(^_-♪


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上賀茂神社 1
 下鴨神社といえば、やはり上賀茂神社も訪ねて見ました~(笑)

 上賀茂神社の神山を形取った清めの立砂です。


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上賀茂神社 2
 京都最古の社で世界遺産です。
7世紀の天武天皇の御代に社殿が造営されました。
境内には神々しい空気が満ちています。左が拝殿です。


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上賀茂神社 3
梅の花は少なく、咲いていたのはこの白梅一本でした、、、


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青蓮院 1
 東山栗田の景勝地にある格式高い佇まいの一隅に、ろうたけた紅梅があると知り訪ねてみましたが、この通り、やっと花芽が出たところなのか、枝先が色づいていました。
皇室と関わり深く格式の高い寺院で、写真右下の一文字形水鉢は、豊臣秀吉公寄進だそうです。


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青蓮院 2
 庭園は、室町時代の相阿弥作と伝えられ築山泉水庭です。


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青蓮院 3
 庭園の古木。枯れてしまった脚元から、若木が育っていました、、、


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青蓮院 4
歴史を感じさせてくれる楠木の大木、、、


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長岡天満宮 1
菅原道真がこよなく愛した地として知られています。八条ヶ池に浮かぶようにして立つ錦水亭。キリシマツツジの名所ですが訪ねてみました。


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長岡天満宮 2
満開の早咲きの梅、、、雨にぬれた緑が綺麗でした、、、


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長岡天満宮 3
森に包まれた小さな社という佇まいで、梅ノ木も何本かありました。


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長岡天満宮 4
 天満宮のある森には、野鳥さんの姿も、、、
雨の中の参拝でした。。。


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長岡天満宮 5
境内の白梅、、、花びらの雫が綺麗でした、、、


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花灯路 1
 今回の旅には幾つかおまけの楽しみもありました、、、、そのひとつが東山山麓に連なる南は清水寺から丸山公園・八坂神社を通って、北は青蓮院までの散策路約2kmに、和花の一輪挿しと露地行灯2000有余が灯された『花灯路』です。


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花灯路 2
だれと歩こう 春の宵~♪

石畳に映える京銘竹の露地行灯、、、華やぎのある路を、オープニングセレモニーが繰り広げられる丸山公園へとそぞろ歩いて見ました、、、


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花灯路 3
 さすが雅やかな京都、、、一輪挿しには和花を中心に、伝統文化とおもてなしの心が息づく花々が活けられていました~♪

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花灯路 4
“清水へ祇園をよぎる花月夜
    こよひ逢ふ人みな美しき” (与謝野晶子) 

愛らしい梅の花が咲いていました~♪


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花灯路 5
 公園内の回遊炉には、北山杉磨き丸太でつくられた露地行灯が置かれ、公園内を流れる吉永の小川を青竹の灯篭で満たして、幻想的な竹灯りの川を演出していましたが、残念ながら綺麗に撮れていませんでした。その他「現代いけばな展」や「灯りのオブジェ展」も綺麗でした、、、


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花灯路 6
 丸山公園の名桜・枝垂桜、後ろ側が和のしつらいの「華舞台」で、オープニングセレモニーが繰り広げられていました~♪
見上げれば風情ある三日月も華を添えてくれています、、、


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花灯路 7
“♪~月はおぼろに東山
    霞む夜毎のかがり火に~♪”

 なんとなんと、舞妓さんの踊りをこんなに間近で見たのは初めてでした~、、、ラッキ~♪ ショット!(^_-♪


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花灯路 8
“♪~夢もいざよう紅桜
     しのぶ思いを振袖に
       祇園恋しや だらりの帯よ~♪”


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花灯路 9
“♪~夏は河原の夕涼み
     白い襟あしぼんぼりに~♪”

え?、、、こんなに近くで撮れたのでは見物客はいなかったのかって?、、、
いえいえ、いずこも同じカメラマンの山~(^_-♪


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花灯路 10
“♪~かくす涙の口紅も
     燃えて身をやく大文字
       祇園恋しや だらりの帯よ~♪”


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花灯路 11
 花灯路沿いのお寺さんではライトアップもされており、幻想的でとても綺麗でした~♪


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花灯路 12
最後までご覧頂きありがとうございましたm(__)m

 思い掛けなく嬉しい出逢いの数々、、、未熟ながらも撮り残せたことに感謝し、次回への励みとなりました、、、

 春の遅い会津でも漸く花便りが聴かれる頃となり、今度は会津の春告草を訪ね歩いてみたいと思います。
今朝も名残の雪がはらはらと舞っています~♪
         (2003.03.21記)



posted by sumiko34 at 22:28| 福島 ☀| Comment(0) |        京都梅紀行 Ⅱ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする